烏丸パープル・ヘイズ

古都・京都を舞台に繰り広げられる可笑しくも心温まる人情物語!

●作品紹介

ここは古都・京都。下町にある小さなラーメン屋「黒犬」を切り盛りしている烏丸(からすまる)けむりは中学2年生。母のむらさきは酒好きのいいかげんなシングルマザー。今日もバンドのライブと飲み会で大忙し。
「お母さん、次レジのお金に手ぇつけたらゆるさへんで!」しっかり者のけむりの周囲には、これまたクセのある面々が自然と集まって…。古都・京都を舞台に繰り広げられる可笑しくも心温まる人情物語!

●登場人物

烏丸(からすまる)けむり
中学2年生。不良ではないが荒っぽい性格。一方、しっかり者で頭もよく成績は優秀。
困っている人を見るとほっとけない性格で、面倒ごとに首を突っ込み損をすることも多い。
見た目に似合わず心根は優しく面倒見もいいため、近所の子どもからお年寄りまで、とても人気がある。子どもたちには勉強も教えているらしい。
烏丸(からすまる)むらさき
ラーメン「黒犬」の店主。バンド「陰獣」のギターボーカル。娘のけむりを一人で育てている。いいかげんな性格で、ライブに行ってるかお酒を飲んでるかどちらかの毎日である。
一応娘に申し訳ないと思っているが、けむりがしっかりしているので、つい遊びに行ってしまう。お金にだらしない無気力なダメ人間だが、けむりのことは大切に思っている。
烏丸(からすまる)とみ
けむりの祖母。むらさきとけむりの名付け親。若い頃は筋金入りのヒッピーとして名を馳せた勝気な性格は健在だ。
土屋飛雄
古都・京都に憧れて東京から移住してきた音楽ライター。
穏やかで礼儀正しい性格。生粋のロックファンで関西のインディーズシーンを調査している。
鈴木林檎
けむりの同級生で親友。社長令嬢でお金持ち。
ひょんなことからロックバンド・陰獣の大ファンとなる。
土屋メイ
飛雄さんのひとり娘。最近東京から京都に引っ越してきた。大のヒップホップ好きで負けず嫌い。むらさきとは犬猿の仲。

作者プロフィール

ゲンキダウン

漫画家。コミティアやコミケを中心に同人で活動し、アニメの公式アンソロジーなどを経て、2023年『烏丸パープル・ヘイズ』でデビュー。趣味はHR/HMを聴くことで、ライブにも足繁く通っている。