用九商店

あなたの場所が、きっとある。

●作品紹介

「だったら、オレが明かりをともそう。そう決めた」

台湾の台北(タイペイ)市で一流の会社に勤める揚俊龍(ヤン・ジュンロン)。
ある日、よろず屋「用九商店(ようきゅうしょうてん)」を営む祖父が倒れたという知らせが入る。
店をたたむため数年ぶりに帰郷することにしたがー。
思い出が詰まった「記憶の箱」を通して俊龍が見つけたものとは?



実写ドラマ化&台湾で最も権威ある漫画賞「金漫獎」受賞作‼︎
かつては「人々につながりを与える場所」であり、「心の拠り所」でもあったよろず屋。
本作は都市化が進み、台湾でも失くなりつつある商店を中心に、日常を懸命に生きる人々の交流、そして一人の青年の学びと成長を描く。

●登場人物

楊俊龍(ヤン・ジュンロン)
高校進学を機に台湾の首都・台北市に上京。一流企業に勤めていたが、進徳が倒れたことをきっかけに故郷へ戻ることに。
楊進徳(ヤン・ジンダー)
俊龍の祖父。よろず屋「用九商店」を営む。

作者プロフィール

ルアン・グアンミン

漫画家。スッキリした作風と、ユーモアある感性豊かな筆致が特徴。台湾社会に根ざす温かみあるストーリーを得意とし、登場人物の思い、人間関係、心の機微をきめ細やかに描く。また彼の描く台湾の風景には定評があり、レンガ一つ、草木一本に至るまで伝えたい優しさが込められている。漫画への思いは十年一日のごとし、いつまでも変わらない情熱をもって作品を描き続けている。数多くの漫画賞を授賞、国際舞台でも活躍。
代表作:『刺客列傳』『東華春理髮廳』『幸福調味料』『天國餐廳』『天橋上魔術師』等


沢井メグ 訳

中国語翻訳者、ライター。上海万博での勤務、通訳・翻訳業を経て、2011年よりWebメディアでライター/エディターとして活動。中国や台湾をはじめとする中国語圏のニュースの翻訳のほか、現地の漫画やアニメ等ポップカルチャーの紹介や取材を行う。2020年に独立。現在は多数の媒体で台湾経済誌や著名人のコラムを翻訳、オリジナル記事の取材・執筆。訳書に『TAIWAN EYES GUIDE FOR台湾文創』の翻訳パート担当(共訳)、『用九商店』(共にトゥーヴァージンズ刊)。